2018年8月16日木曜日

竹細工 麺ざる 回し編み

麺ざる 前回終わったところ
上の写真ですがひと月置いていたあいだに回しひごが何か所か切れてしまいました
これはいくつか原因が考えられます

・回しひごの厚みが薄すぎたり厚すぎたりした
・節の弱い部分が底編ひごにかかった
・乾燥しすぎた

新しい回しひごを作って継ぐことにします

あと回し編みで使うひごを変更します
はじめは下の見本通り皮ひごだけで編む予定でした
皮ひごだけを使った麺ざる 八柳良介
この編み方はすっきりとしていますが欠点もあります
それは皮ひごを作る際に同時にできる身ひごが使われていない点です
身ひごも使って編めば理屈のうえでは半分の量の竹で底編みできます

皮ひごと身ひごを交互に編むと色合いがグラデーションになってきれいです
これが竹を油抜きしないで作る青竹細工の良さでもあります
皮ひごと身ひごを交互に使った底編み 八柳良介
ということで皮ひごと身ひごを交互に使う編み方に変更することにしました

回しひご作りに使う竹は八柳さんが二か月前に採ってきて割って乾燥させておいたものです
道場の竹の保管場所
夏場の竹の使いかた
一般に竹細工に使う竹は冬場に採るものとされています
夏場の竹は採ったばかりのものは柔らかくて簡単に裂けすぎてしまいます
採ったあとは徐々に乾燥が進んできて今度は渋くて使いにくくなります

それでも通年で竹細工をするには夏の竹も使う必要があります
そこで次のようにして使います

・採った竹をよく洗い16分割して屋内のカビが生えにくい場所に保存して乾燥させます
・ひと月ぐらいは乾燥しきらずに渋くて細工がしにくい状態が続きます
・ひと月以上乾燥させると細工しやすい竹になります

回しヒゴつくり
幅4㎜、長さ3.6mの竹を用意します
厚さはできあがりが0.6㎜は2.4㎜、0.7㎜は2.8㎜、0.8㎜は3.2㎜を目安に剥いでおきます

つぎに小割鉈で半分に割りを入れます

厚さを一定に剥ぐには剝ぎ器の先端がY字状に開かれた皮と身の中間を行くようにします
節を越えるときは竹の皮側を一直線に保ち剝ぎ器の手前側を皮側に着けて一気に剝ぎます
こうしないと節越えしたあと皮側が薄くなってしまいます

節山を小割鉈で削ります

2㎜幅に小割鉈で割ります
写真は4㎜幅で割っているところです
指剝ぎで必要な厚み(0.6㎜、0.7㎜、0.8㎜)に剥ぎます
ここでは皮ヒゴを一定の厚さで剝ぐことに集中します
身ヒゴの厚い部分は後で厚み決めします

幅がありすぎるところは小割鉈か幅決め器で削ります

皮ひごの竹の先10㎝は継ぎやすいように薄く幅を狭く削ります
これで皮ひごは出来上がりです

身ひごを0.6、0.7㎜、0.8㎜に厚み決めです
元から先へ向かって削った方が節が切れにくいのではじめはこの方向で厚み決め器で削ります
身ひごは竹の内側を削ります
皮ひごと違い身ひごは皮が付いていないので内側と外側を見分けにくいので注意します
節をよく見ると湾曲していてその内側方向が竹の内側です

つぎに先から元へ向かって厚み決め器で削ります

刃がひごに食い込んでしまったときは切れないように左手の人差し指で押さえて削ります


最後に皮ひごと同じように先の10㎝を継ぎやすいように薄く幅を狭く削ります

回し編み
七回しのひごの下に回し編みの皮ひごを差し入れます

突き棒で突きながらときどき霧を吹き回し編みしていきます
一周すると継いだ箇所がきっちりと押えられます

皮ひごの回し編みが終わりました
きれいにうねりが出ています

同じ要領で身ひごを回し編みします
皮ひごの下に身ひごを差し入れます

一周回し編みをしてきて継ぎ目をきっちり押さえたところ

皮ひごと身ひごのうねりがきれいに連なりました

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