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2018年5月23日水曜日

竹細工 菊底かご

菊底かご 八柳良介
菊底かごは細かい回しヒゴを幾重にも巻いた正円のかごです
名称の由来はかごの底に菊の花のように見える底編みです

<工程> 回しヒゴつくり底編みヒゴつくり底編み立ち上げ胴編み⇒ 
     縁巻き身ヒゴ)縁巻き(皮ヒゴ)

<寸法> 径25㎝ 高さ9㎝

<材料> 底編みヒゴ 長さ60㎝ 幅8㎜ 厚さ0.6㎜ 皮5本
          長さ60㎝ 幅8㎜ 厚さ0.7㎜ 身5本

     回しヒゴ 長さ3.5m 幅1.0㎜ 厚さ1.0㎜ 皮4本
          長さ3.5m 幅1.5㎜ 厚さ1.5㎜ 皮4本
          長さ3.5m 幅2㎜ 厚さ1㎜ 皮6本

     縁あて  外 長さ85㎝ 幅5㎜ 厚さ2㎜ 皮1本
          内 長さ80㎝ 幅4㎜ 厚さ3㎜ 皮1本

     縁巻き  長さ3.5m 幅10㎜ 厚さ0.7㎜ 身1本
          長さ2.5m 幅5㎜ 厚さ0.5㎜ 皮1本 

<道具> 竹割鉈(大・小)、竹割り器、幅決め器、厚み決め器、剝ぎ器、編み台、
     底編み治具、長足画鋲、ハサミ、ニッパー、メジャー、ノギス、鋼製コンパス
     洗面器、バケツ

#菊底かご #きくぞこかご

2018年5月17日木曜日

竹細工 菊底かご 縁巻き(皮ヒゴ)

菊底かご 八柳良介

前回は縁巻き(身ヒゴ)を巻き終わりました
縁巻き(皮ヒゴ)の仕上げ
幅決め器で竹の上から下に削り,、幅を8㎜にします
刃に喰われないように少しずつ削ります
下から上に削ります

上から下に削ります
ここで幅8㎜になるようにします

ついで厚み決め器で厚みを0.5㎜にします

まず竹の下から上に削ります
このとき節と節の中間部は厚めにしてタテに裂けにくいようにしておきます

節の厚みを鉈の柄で確かめます

上から下に削ります

下から上に削ります

再度節の厚みを確かめて、良ければ厚み決めはこれで終わりです

節山をやすりで削り落とします

ヒゴの末端を尖らせ、また厚みを薄くします

縁巻き(皮ヒゴ)
二日前から水に漬けておいた縁巻き(皮ヒゴ)の元を縁あての下に通します
右側(写真だと左側)に一回巻きます
ヒゴの先端をヒゴ通しを使って回しヒゴの下に潜らせます
簡単ですがもうこれで末端は緩みません
ここから左へ向かって縁巻きします
「二回巻いて、霧を吹き、二回締める」を繰り返します
ピントが甘くて失礼します
一周巻いてきたら二つ飛ばし、いまヒゴ通しの刺さっているところに通します
通したあとはこんな風で二周目に入ります
また「二回巻いて、霧を吹き、二回締める」を繰り返します
縁あての内側で縁巻きヒゴが等間隔になるようにします
使用時はかごを上から見ることが多いので縁あての外側よりも内側のヒゴが目立つからです
写真は二周目を巻き終わったところです
末端を止めるためにもう一回巻き進めます
かごから突き出たヒゴの元を千枚通しで三か所刺して四等分に割れるように仕掛けます
千枚通しがなければケガキの先でも代用できます
このようにねじっただけでヒゴが簡単に4本に割れます
先端を止める位置にヒゴ通しを潜らせます
ヒゴの先端をヒゴ通しに差し込みます
リボンのような形になるまでヒゴの先端を引きます
輪が無くなるまで構わず引き続け、回しヒゴから飛び出た余分をニッパーで切ります
菊底かご、できました!
すてきです!
八柳さん、丁寧に教えていただきありがとうございました

八柳良介さんは青竹細工道場を主宰しています

2018年4月19日木曜日

竹細工 菊底かご 縁巻き(身ヒゴ)

菊底かご 八柳良介
縁あて
内側 長さ80㎝ 幅4㎜ 厚さ3㎜ 皮1本
外側 長さ85㎝ 幅5㎜ 厚さ2㎜ 皮1本

          
縁あて(内側)の仕上げ
重なる部分をテーパに薄くします
右手人差し指の先で刃を押さえ左手で縁あてを引くようにして削ります
節の部分を削ります
丸くなるようにクセをつけます
丸くなったか確かめます
ビニタイを「ヒゴ通し」を使って回しヒゴの上から二段目に通します
縁あての中央部をビニタイでかごの内側に止めます
縁あて全体をかごの縁に入れ、縁あての重なり部分を二か所ビニタイで止めます
その他もさらに二か所をビニタイで止めます

縁あて(外側)の仕上げ
内側の縁あてと同じように仕上げた後、先端を削ってすこし尖らせます


縁巻き
身ヒゴ 長さ3.5m 幅10㎜ 厚さ0.7㎜ 身1本
皮ヒゴ 長さ2.5m 幅5㎜ 厚さ0.5㎜ 皮1本 


縁巻き(身ヒゴ)の仕上げ
幅広に剥いだ縁巻きの身ヒゴにはたいてい表側の片端か両端に皮が残っています
その皮だけを厚み決め器で竹の下から上に向かってこそぎ取ります
ヒゴの裏側を下から上に向かって削ります
一度に多く削ろうとするとヒゴが切れる恐れがあるので薄く削り取ります
ヒゴの裏側を今度は上から下に向かって削ります
節の部分は節を越えたところが薄くならないように節を越す瞬間に力を抜くようにします

鉈の柄で節が薄く削れているかたしかめます
まだ厚いようであればヒゴの裏側を下から上に向かってもう一度削ります
ヒゴの末端を削ります
縁巻きをするときまで丸めて水に漬けておきます

縁巻き(身ヒゴ)の幅はタテのヒゴの間隔の7割ぐらいが理想的です
そうすると3周巻き終わったときに縁あてがちょうど隠れます

縁巻き(身ヒゴ)
縁あての重なり部分の右端部分に外側から縁巻きヒゴを差し込みます
左隣り三つ目のところに外側からヒゴを差し込みます
さらにもう三つ先のところに差し込みます
縁巻きヒゴの先端を二つ隣りの回しヒゴに潜らせます
この部分には外側の縁あては通しません
右に半周巻き進めてから縁あて(外側)の尖らせていない方を右から左に差し込みます
ビニタイをはずしながらヒゴを締めて縁あて(外側)を固定していきます
ヒゴは最初の二か所(末端を潜らせた箇所は除く)は緩く締め三か所目からきつく締めます
タテのヒゴを内外の縁あての間に納めながら縁巻きヒゴを締めていきます
ヒゴを二回通して巻き二回締めるを繰り返します
縁を一周巻き終わったら「ヒゴ通し」を使って開始地点から増し締めします
二周目からは縁の内側で二周目のヒゴが一周目のヒゴの下に入るようにします
楽に入らないときは「ヒゴ通し」の爪を使って入れます
縁巻きヒゴを三周巻いて縁あてがきれいに隠れるようであれば上出来です
これで一気に完成形に近づきました!

2018年2月15日木曜日

竹細工 菊底かご 胴編み

菊底かご 八柳良介
回しヒゴつくり
長さ3.5m 幅2㎜ 厚さ1㎜ 6本

①長さ3.5m、幅4.5㎜、厚さ3.5㎜の竹を用意します
②剝ぎ器で厚さを半分にします
③鉈で2㎜幅に割ります
④指で厚さを1㎜に剥ぎます
⑤継いだ時に重ねる先端10㎝を薄くしておきます


胴編み
立ち上げた角ヒゴの末端10㎝を厚みを0.3㎜に削ります
継ぎ方は角ヒゴが外側、回しヒゴが内側に来るようにします
回しヒゴを二本づつで2回編んだらところで胴編みを一旦やめます

底編みヒゴの細工
回しヒゴの終了点を5㎝ずらします
本体から出ている底編みヒゴを10㎝の長さにハサミで切ります
切ったヒゴの先端に等分に切れ目を入れます
切れ目を裂いて本体の中の深いところまでV字状にします
身ヒゴは弱いので折れないよう注意します
回しヒゴの終了点の手前のV字のところを洗濯ばさみで止めます
次の底編みヒゴのところに割り竹を差し込んでV字をさらに広げます
割り竹 長さ7.5㎝×4本
回しヒゴ2本(厚さ0.7㎜)を継いで割った底編ヒゴを一本づつ編みます
本体に割り竹を差し込みながら編み進めていきます
回しヒゴを最後まで編んで右の見本を同じ高さになりました

底編みヒゴのしまつ
底編ヒゴが上に出ているところで等間隔になるように竹串でこじっておきます
水を入れたバケツに30分浸しておきます
ヒゴ1本を半殺しにして、右隣のヒゴの内側に倒します
これを反時計回りに繰り返していきます
これを一周続けます
すべてのヒゴを右隣のヒゴに少しかかるくらいに切ります