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2019年8月21日水曜日

竹細工 平ざる

平ざる 八柳良介
平ざるの作り方は麺ざると多くの部分で共通しています
ちがいは途中で力竹を入れることと、ござ編みが立ち上がっていくことです
また長く太い編ヒゴや縁巻ヒゴを使うので難しさも加わります

<工程> 網代編み七回し回し編み力竹入れ立ち上げ(1)立ち上げ(2)縁巻き

<寸法> 径36㎝ 高さ7㎝

<材料> 底編ヒゴ 長さ70㎝ 幅6㎜ 厚さ 皮0.6㎜、身0.7㎜ 皮12本、身12本

     七回し  長さ3m
          幅 最初の一節までは6㎜、その先は6㎜から徐々に細くして3つ
          目の節で2㎜、以降は2㎜
          厚み 最初の一節までは0.7㎜、節を越したところから2節までは
          0.5㎜、それ以降は0.6㎜へ徐々に厚く (次回に図があります)
          皮または皮下1本

     回しヒゴ 長さ3m 幅2㎜ 厚み0.7~1.0㎜ 皮8本、身8本

     縁あて  外 長さ128㎝ 幅8㎜ 厚さ2㎜ 皮1本
          内 長さ124㎝ 幅6㎜ 厚さ3㎜ 皮1本

     縁巻き  長さ425cm 幅12㎜前後 厚さ0.6㎜ 身1本
          長さ340㎝ 幅10㎜ 厚さ0.5㎜ 皮1本

     力竹   長さ80㎝ 幅10~12㎜ 厚さ1.5㎜ 皮2本

<道具> 竹割鉈(大・小)、竹割り器、幅決め器、厚み決め器、剝ぎ器、編み台、
     目詰棒、長足画鋲、ハサミ、ニッパー、メジャー、ノギス、鋼製コンパス、
     ビニタイ

#平ざる

竹細工 平ざる 縁巻き

縁あてつくり
ざるの直径を測り、つぎの式にあてはめて縁あての長さを決めます
 縁あての長さ(㎝)=(ざるの直径×3.14)+15

ざるの直径が36㎝の場合は次のとおりつくります
縁あて(外) 長さ128㎝ 幅8㎜ 厚さ2㎜ 皮1本
 縁あて(内) 長さ124㎝ 幅6㎜ 厚さ3㎜ 皮1本
 ※幅と厚さは一定にします

縁あてを側面図にするとつぎのようなります

内と外にしっかりと面取りしたあと、正円になるようにクセつけをします
縁あて(外)は先を尖らせます

縁あて(内)を立ち上げた最上部の内側に洗濯バサミでとめます

縁巻きひごの作り方はつぎをクリックしてください

 縁巻ひごの作り方

平ざるは直径が大きいので縁巻ひごは長いものが必要です
その長さはつぎのようにして求めます

縁巻ひご(身)の長さ=ざるの直径×3.14×1.25倍×3周巻き
直径が36㎝の場合は425㎝となります
縁巻きをこの長さでつくれれば一本で足ります
できなければ縁巻きを継ぎたして巻きます

縁巻ひご(皮)の長さ=ざるの直径×3.14×1.5倍×2周巻き
直径が36㎝の場合は340㎝となります
こちらは一本の縁巻きで間に合います

縁巻きひごの巻き方は麺ざると同じです
つぎをクリックしてください

 縁巻き(身)
 縁巻き(皮)

できました!


注文を受けて直径が45㎝あるものを八柳さんが作っています
グッと大きくなった印象です


力竹が3本通っています
そのほかヒゴのサイズは今回作った直径36㎝のざると同じです
同じ要領で直径50㎝ぐらいのものまで作れるとのことです
いつか作ってみましょうか?

2019年7月10日水曜日

竹細工 平ざる 立ち上げ(2)

立ち上げ(2)

立ちヒゴの角度はばらつきがあるので一定の角度になるように力を加減して編みます
力竹のところはとくに寝ているので力を加えて編みます

編みながら時々立ちヒゴの間隔が等分になるように調整します
立ち上がりから6㎝進んだところまで身ヒゴで編みます

力竹を元からニッパで切ります

立ちヒゴを10㎝に切りそろえ、二つに割って元まで裂きます

立ちヒゴの始末
やり方は以下の麺ざるでの方法と同じです

竹が乾燥している場合は水に1時間ほど浸してヒゴを折れにくくしておきます

立ちヒゴを根元で半殺しにして二つ隣りの立ちヒゴに掛けます
これを一周繰り返します

立ちヒゴの余分なところをニッパーで切ります

切り詰めすぎないように注意します

立ちヒゴの始末が終わりました

2019年4月3日水曜日

竹細工 平ざる 立ち上げ(1)

立ち上げ(1)
ここで力竹の身の部分を編みの外周部分で折ってはがし皮だけにします

おっと力竹が一本皮ごと折れてしまいました
折れてしまったのはこの部分が枯れていたのと乾燥しすぎていたのが原因です

皮の部分だけを新たに差し込んで継ぎます

立ち上げに入る前に立ちヒゴにクセを一周つけます

身ヒゴで直径30㎝までござ編みします

<回しヒゴの作り方のコツ>
最初に竹を剥ぐ方法には二つあります
クランプを使うと楽な姿勢でできますがクランプを時々付け替えるのが手間です

足剝ぎでやるとより早く剥げます


竹の幅に関係なく手前側を幅4㎜で一定に割ることにより正確に割ることができます

さて編みに戻ります
身ヒゴで直径30㎝までござ編みしたあと、皮ヒゴに継いで一周半ござ編みします

台から外して膝の上で立ち上げていきます
ポイントは皮ヒゴが緩まないようにすることと立ちヒゴを内側に寝かせて編むことです


ばらけてしまった立ちヒゴを等間隔に修正します


また立ち上げていきます


皮ヒゴで6周ぐらい編んだらクセ付けをします


こんな感じになりました
ここからはいちばん立っているヒゴぐらいの角度で身ヒゴで編み上げていきます

上から見たところ

2019年3月21日木曜日

竹細工 平ざる 力竹入れ

力竹入れ
<寸法> 長さ80㎝ 幅12㎜ 厚さ1.5㎜ 皮2本(ざるの直径が40㎝以上の場合は3本)

①節をはさんで左右を面取りして回しヒゴが折れないようにします

力竹の先端を削って網代編みに入れやすいようにします

力竹の一本目を水平方向、二本目を垂直方向に入れます

力竹と重なっていない立ちヒゴの数を調整します
   12時ー3時 11本、3時ー6時 12本、6時ー9時 11本、9時ー12時 11本にしました
 力竹立ちヒゴビニタイで止めます

皮ヒゴ回し編みを再開し直径22㎝まで編みます
 立ちヒゴの間隔が等間隔になるように時々調整します

⑥直径22㎝からは身ヒゴござ編みし直径28㎝まで編みます
 立ちヒゴの間隔が等間隔になるように時々調整します

2019年2月21日木曜日

竹細工 平ざる 回し編み

回しヒゴつくり
①長さ3m、幅8㎜、厚さ3㎜の竹を用意します
②鉈で幅4㎜に割ります
③剝ぎ器で出来るだけ正確に厚さを1.5㎜に剥ぎます
④鉈で節裏のささくれを取りながら節山を削ります
⑤鉈で幅2㎜にできるだけ正確に割ります
⑥指剝ぎで皮を厚さ0.7から1.0㎜に剥ぎます
 外側のヒゴほど厚さを増すようにします
⑦厚すぎる部分を鉈で削って仕上げます

回し編み
編み方は七回しの後半と同じ要領です

直径が18㎝になったら力竹を入れるので回し編みを一旦終えます

2019年1月10日木曜日

竹細工 平ざる 七回し

七回しつくり
<寸法>

①長さ3m、幅6㎜の竹を厚さ3㎜、つぎに1.3㎜に剥ぎます

②手前側の側面だけを削って幅を決めます
 先から一節目と二節目の中間から先に向かって側面を削ります

③だんだん削り方を少なくして一節目のところで幅6㎜になるようにします

④今度は一節目と二節目の中間から元に向かって側面を削っていきます

⑤二節目で幅が4㎜、三節目で2㎜になるように削ります
 そこから元まではずっと2㎜の幅で割っていきます

⑥節山を削ります

⑦指剝ぎで先から一節目まで0.7㎜、それ以降は0.5㎜、最後は0.6㎜に剝ぎます

⑧厚い部分は膝の上で削ります
 厚みをノギスで測り正確に仕上げます

七回し
①網代編みした底編みを足長画鋲で回転編み台に固定します
 画鋲は完全に押し込まないようにします

②皮ヒゴが重なっている○印のところを七回しの始点にします
 七回しの先端を右にして一つ目の節が中央になるようにヒゴを差し込みます
 両端のヒゴだけ一本、あとは二本おきに掬います

③左端の身ヒゴの下で七回しを捻ってひっくり返します
 七回しは左下45度に向け、捻ったところが元に戻らないよう右手親指で押さえます

④編み台を時計回りに四分の一回転させ、七回しを二本おきに掬っていきます

⑤同じ要領で二周編みます
 角では七回しを強く引き、目詰棒で中心方向を詰めます
 逆に中間部分ではあまり詰めずに、七回しが徐々に丸くなるようにします

⑥七回しを二周したところで角に節が来て折れてしまいました
 中間部分で継いでまた編み進みます

⑦霧をたっぷり吹き折れた七回しを継ぎます
 上に乗っているのは目を詰める棒です

⑧切れた七回しをプライヤーで引っ張って締め直します

⑨一周してきた七回しで締めると緩まなくなります

⑩継いだところにこのようにヒゴを挟んでおくと緩みません

⑪三周目からは底編ヒゴを徐々に放射状にしていきます




⑫前の周のヒゴが切れました
 この場合は短く切ったヒゴを渡すように挟んで継ぎます

⑬スタート地点から七周して七回しは丸く、底編ヒゴは放射状になりましたなりました
 それで七回しといいます