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2017年9月13日水曜日

竹細工 いかだ底かご

いかだ底かご 八柳良介

かごをひっくり返すと底が「いかだ」のようになっています

<工程> ヒゴつくり底編み回し編み胴編み縁巻きの準備縁巻き 

<寸法> 径19~23㎝ 高さ9㎝

<材料> 立ヒゴ(皮)長さ60㎝ 幅3.5㎜ 厚さ0.6㎜ 10本
     立ヒゴ(皮下)長さ60㎝ 幅3.5㎜ 厚さ0.7㎜ 7本

     底ヒゴ 長さ17㎝ 幅13㎜ 厚さ0.6㎜ 皮5本

     回しヒゴ(皮)長さ3.6m 幅2㎜ 厚さ0.6㎜ 4本
     回しヒゴ(皮下)長さ3.6m 幅2㎜ 厚さ0.7㎜ 4本

     縁あて(外)長さ85㎝ 幅8㎜ 厚さ2㎜ 皮1本
     縁あて(内)長さ85㎝ 幅6㎜ 厚さ2㎜ 皮1本

     縁巻き(皮下)長さ3.5m 幅10㎜ 厚さ0.7㎜ 1本
     縁巻き(皮)長さ1.5m 幅7㎜ 厚さ0.5㎜ 1本

<道具> 竹割鉈(大・小)、竹割り器、幅決め器、厚み決め器、剝ぎ器、編み台、
     霧吹き、ハサミ、ニッパー、メジャー、ノギス、鋼製コンパス、バターナイフ

#いかだ底かご #いかだそこかご

2017年8月9日水曜日

竹細工 いかだ底かご 縁巻き

ここからはじめます
縁巻き(身)
縁巻きの末端がスキマに入りやすいように尖らせます
縁巻きの末端をヒゴ通しを使って縁あて(内)の重なり部分に差し込みます
左側二目飛ばした先の目に縁巻きの末端を差し込みます
さらにもう二目飛ばした先に縁巻きの末端を縦に差し込みます  
ここをスタート地点にして3分の2周ゆるく巻いていきます
縁あて(外)の先端を三角に削ります
縁あての末端を縁巻きの輪の中に潜らせます
スタート地点から縁巻きを締めていきます
初めの輪にはあとで縁あての先端を差し込むのでゆるく締めておきます
縁巻きを締めたあと縁あての先端をスタート地点の縁巻きの輪に滑り込ませます
縁巻きを「2回巻き、霧を吹き、締めるを繰り返します
1周巻き終わったらヒゴ通しを使い増し締めします
2周目からは新しく巻いた縁巻きが前の縁巻きの下を通るよう爪で抉(こじ)ります
同じ要領で3周目も巻いていきます
飛び出ている立てヒゴの末端を縁あてのあいだに納めます
納まらない場合はニッパで切ります
縁巻き(身)と同様に縁巻き(皮)の末端を削り、中央に差し込みます
右に向かってひとつ飛ばしで5回ゆるく巻いていきます
末端を下のように回しヒゴに潜らせます
ここまでできました!

縁巻き(皮)
身の縁巻きの上に皮の縁巻きを時計回りに巻いていきます
縁巻きは乾燥していると切れやすいので巻く2日前から水に浸しておきます

縁巻きにはお師匠さん特製のこのパイプを使います
古いゴルフクラブのシャフトを使ってが作ったものだそうです
まず縁巻き(皮)を外縁の真ん中下に差し込みます
それを反時計回りに目をひとつ飛ばしながら巻いていきます
半周巻いたところでいったん巻くのをやめます
巻いた先の縁巻きの末端をパイプを使って巻ひごの下にもぐり込ませます
縁巻きが切れないようここでじゅうぶん霧を吹いてください
縁巻きの末端の方から時計回りに縁巻きをきつく締めあげていきます
縁巻きを始めたところま来たら「二目巻き、霧吹き、きつく締める」を繰り返します
1周巻き終わったら縁巻きの末端の上を通って二目飛ばして2周目に入ります
1周目の縁巻きのちょうど中間に2周目の縁巻きを巻きます
とくに内側の間隔に注意します

2周目の最後は縁巻きの末端の上を通って一目飛ばしで手前に出します
ここで縁巻きを反対の面にして左隣りの目に差し込みます
差し込んだ縁巻きを引いて捩(よじ)れを小さくしていきます
このくらい押し込めれば大丈夫です
縁巻きをもういちど反対面にして次の目に差し込みます
末端をよく引き縁巻きがタテに裂けるときれいです
最後に末端をニッパで切って完成です
素晴らしい!
(お師匠さん評)
・長円側の側面がもう少し立てた方がいい
・身の縁巻きに隙間ができないように縁をもう少し小さくした方がいい

2017年7月12日水曜日

竹細工 いかだ底かご 縁巻きの準備

かごの縁の外周を測ります

かごの縁から上の部分を水に浸します

縁あて作り
縁あて 外 長さ85㎝ 幅8㎜ 厚さ2㎜ 皮1本
            内 長さ85㎝ 幅6㎜ 厚さ2㎜ 皮1本

縁あてはかごの外周(このたびは実測で71㎝)に14㎝を加えた85㎝とします

末端から10㎝を除いておもてとうらを面取りします



末端10㎝のうらは先端が0.8㎜のテーパになるように削ります

かごの縁と同じような楕円形になるようにクセをつけます



縁あての出来上がり

立ちヒゴの仕舞い
立ちヒゴを縁から10㎝の高さでニッパで切ります

立ちヒゴの先端にニッパで切れ目を縦に入れます

立ちヒゴをかごの縁まで手で裂きます

すべての立ちヒゴのなかで最も薄いヒゴの右のヒゴの根元をクセを付けて右に倒します



その右のヒゴを同じように根元にクセをつけたあと右に倒します

これを続けて立ちヒゴすべてを倒します

最後のヒゴは倒した後一本づつヒゴの先端を持って右隣の倒れているヒゴの下に差し込みます

立ちヒゴの末端をニッパで切ります


かごの縁の内側に沿わせて縁あて(内)を入れます

縁あて(内)を回しヒゴと立ちヒゴごとビニタイで5か所止めます

縁巻きつくり
作り方はつぎを参照してください 縁巻きひごの作り方

2017年6月21日水曜日

竹細工 いかだ底かご 胴編み

胴の立ち上げの部分が垂直になるようにクセをつけます
漠然と編んでいると角のこの部分の立ちヒゴの間隔が広がりがちです
隣接する左右の立ちヒゴを角に寄せるようにしながら編みます
こうすると角のヒゴへの負担が減ってその間隔を狭く維持しやすくなります
立ちヒゴに回しヒゴをとおすときは回しヒゴを右手のように掴むのがキモです
角まで来たらヒゴをピッと引きます
師匠の手際をご覧ください
ヒゴを継ぐ際に回しヒゴの末端の厚みが厚すぎるとゴロゴロします
収まりを良くするためにヒゴを削いで薄くします
回しヒゴを皮から身へと継ぐには、まず身ヒゴを差し入れます
皮ヒゴの下に身ヒゴを元側から合わせていきます。
身ヒゴの元側から末端に向かって皮と身を合せて押し付下げけます
皮ヒゴと身ヒゴをじょじょに重ね合わせていきます
両方のヒゴを末端まできっちりと重ね合わせます
重ね合わせた部分が緩まないように洗濯ばさみで挟んでおきます
回しヒゴの間隔をヒゴ寄せ棒で詰めます
ときどき角の立ちヒゴの間隔を狭めてください
回しヒゴをこうしてアーチ状にして一気に下ろすとヒゴの間隔を均等に保てます


いかだ底かごは、いかだ状の底と細かい回しヒゴを使った胴編みが特徴です
ヒゴの長さが丁度良いと皮ヒゴ、身ヒゴと各2本づつ交互に編んで高さが9㎝になります
ヒゴが短かいと高さが足りないので、身ヒゴを継いで高さ9㎝になるまで編みます

回しヒゴを継ぐときは重なりを8㎝ほど取り2本先の立ちヒゴから差し込みます

新しいヒゴを古いヒゴの先端の後ろに差し込みます

そこを右手人差し指で押さえながら左手人差し指の爪で古いヒゴを手前に抉(コジ)ります

新しいヒゴの上を押さえると古いヒゴの後ろにピタリと収まります

新しいヒゴを上下2本継いだらまた巻き始めます

長辺は下のヒゴを一辺巻いたら上のヒゴを追いかけて巻きます

短辺は下のヒゴを中央を撓(タワ)ませて巻き上のヒゴをそれに沿わせて巻きます

ついで弓上に撓んだ両端を両中指以下で押さえ中央部を両人差し指で押し下げます

こうすると短辺中央部の立ちヒゴが内側に倒れこみません

身のヒゴを巻き終えたら最後の皮のヒゴを2本継いで巻きます

途中で立ちヒゴの間隔が均等になるように適宜左右に動かして調整します

かごの高さが9㎝になったら胴巻きを終え2本のヒゴの末端を縁の正反対で切ります