| 麺ざる 径28㎝ 高さ3㎝(八柳良介) |
青竹細工道場の八柳良介さんに教えていただきます
中央のあじろ編みから外へ向かって回し編みが変化していく様子がきれいです
ひごの作りに一層の繊細さが求められる作品でしょう
「麺ざる」というより「蕎麦ざる」といった方がなじみがある人もいると思います
八柳さんの青竹細工道場がある群馬県はうどんもよく食べるところです
それで蕎麦にもうどんにも使える「麺ざる」という名前がついているのかと想像します
どちらに使おうと差しさわりのない作りです
めんざるは平たいざるですから縁以外はすべてが底の部分になります
その底を中央から外に向かって四つ異なった編み方で編んでいきます
麺ざるのおおよその工程は 網代編み⇒七回し⇒回し編み⇒ござ編み⇒縁巻き です
これにそれぞれのヒゴつくりの工程が加わります
<材料> 底編みひご 長さ60㎝ 幅3.5㎜ 厚み 皮0.7㎜、身0.8㎜ 皮12本 身12本
七回し 長さ2m 幅3.5㎜~2㎜ 厚み0.7㎜~0.5~0.6㎜ 皮1本
回しひご 長さ3.6m 幅2㎜ 厚み0.6㎜、0.7㎜、0.8㎜ 各皮1本、身1本
縁あて 外 長さ100㎝ 幅8㎜ 厚さ2㎜ 皮1本
内 長さ100㎝ 幅5㎜ 厚さ3㎜ 皮1本
縁巻き 長さ3.5m 幅10㎜ 厚さ0.6㎜ 身1本
長さ2.5m 幅8㎜ 厚さ0.6㎜ 皮1本
<道具> 竹割鉈(大・小)、竹割り器、幅決め器、厚み決め器、剝ぎ器、編み台、
長足画鋲、ハサミ、ニッパー、メジャー、ノギス、鋼製コンパス
網代編み
底編みは網代編みにします
<底編みひごつくり>
網代編みに使うひごを作ります
網代編みのあとに続く「七回し」や「回し編み」でも網代編みから出た立ちひごを使います
この立ちひごを「底編みひご」といいます
①長さ60㎝の丸竹の先に鋼製コンパスで幅7㎜でケガキます
②竹割鉈で四つ割りします
③小割用の竹割鉈で幅7㎜に割ります
④厚さ2.5㎜に剥ぎます
⑤幅3.5㎜に割ります
⑥厚さ1.5㎜に剥ぎます
⑦節の山を削り取ります
⑧皮を0.7㎜、身を0.8㎜に剥ぎます
元の最後2㎝は剥がずにつけたままにしておきます
⑨皮と身をそれぞれ厚み決め器で仕上げます
<ひごの仕上げ方>
①厚み決め器の食い込みが悪いときは鉈で厚み決め器の刃の裏側を研ぎます
②身の節は両面を削ります
③両端を持って湾曲させて見て、きれいに丸くなるように削ります
きれいに仕上がるとひごの曲がり具合が同じようになります
「網代編み」
編み台の上に「おさえ」を置きその両端下に短いヒゴを差し込みます
タテの一本目
底編みひごを一組、皮ひごが右側になるように広げて「おさえ」の下に差し込みます
タテの残り五本
一本目と同じように差し込み、六本の節の位置を一直線に合わせます
終わったらひごの末端(写真の右側になります)を完全に割り裂きます
ヨコの一本目
タテのひごに直交させてヨコにひごを一組左から差し込みます
向こう側が身、こちら側を皮にします
タテの左の二組をすくい、真ん中の二組はおさえ、右の二組はすくいます
差し込んだひごの節が押えた縦のひご二組の真上に来るようにします
ヨコの二本目
左の一組のひごをすくい、次の二組はおさえ、次の二組はすくい、最後の一組はおさえます
差し込んだひごの位置がおさえたタテの二組のひごの真上に来るようにします
右から2番目のタテのひごの節をヨコのひごの上にずらします
一番左のタテのひごの節をヨコのひごの上にずらします
ヨコの三本目
一本目と逆のパターンです
二組ごとにおさえ、すくい、おさえと差し込んで節はタテの左二組のひごの上に乗せます
右から三番目のタテのひごの節はおさえている二組のヨコのひごの上に乗せます
ヨコの四本目
二本目と逆のパターンです
節は右から二番目と三番目のタテのひごの上に乗せます
左から三番目のタテのひごの節はおさえている二組のヨコのひごの上に乗せます
ヨコの五本目
一本目と同じパターンです
節を真ん中の二組のタテのひごの上に乗せます
左から二番目と一番右のタテのひごの節をおさえている二組のヨコのひごの上に乗せます
ヨコの六本目
二本目と同じパターンです
節を左から二番目と三番目のタテのひごの上に乗せます
ヨコのひごの末端(写真の左側になります)を完全に割り裂きます
目の隙間を棒で詰めます
はい今日はここまでです
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