そのむかし良い初夢を見るために枕の下に宝船の絵を入れて寝る風習がありました
宝船のわら細工はその絵をモチーフにしています
新年の縁起物として川崎市の日本民家園で50年ほど前に考案されました
新年の縁起物として川崎市の日本民家園で50年ほど前に考案されました
<材料> わら5束、篠竹 長さ 25㎝ 太さ 1㎝、長さ 40㎝ 太さ 1㎝ 各1本
ラップの芯、細紐、麻紐
<道具> ハサミ、霧吹き、ボンド、ものさし、カッター、輪ゴム
帆
帆桁(ほげた:帆をかけるところ)には長さ25㎝の篠竹を使います
両端に節があると編んだわらが抜けにくいので便利です
篠竹の上にわらを4本直交させます
わらの根元から40㎝のところで篠竹と交差するようにします
4本のわらのうち真ん中の二本のわらをとり篠竹の右側を上から巻きます
手前を通し篠竹の左側を下から上に巻きます
上に出ている穂先をまとめて下の間から出します
左側に新しいわらを二本足します ①
左手で持っているわらで篠竹を下から巻きます ②
上に出ているわらを下のわらの間から前に出します ③
①から③を左端まで繰り返します
⇓
右に詰めて最後はわらを足さずに縛ります
⇓
帆桁の5㎝下を俵編みします
編み終わりは帆の裏側でしばり、結び目にはボンドをつけて解けないようにします
さらに5㎝下を俵編みしそのすぐ下を逆の俵編みにします
この文様を矢羽根(やばね)といい、むかしから縁起がいいとされています
5㎝きざみであと3段俵編みします
だんだんに帆の幅がすぼまるように編んでいきます
一番下の段のさらに8㎝したを細縄でしばり帆の出来上がりです
=帆に風がはらんだ感じを出すには?=
編み上がった帆を丸いものに巻きつけて霧を吹いてよく乾燥させると形がつきます
米俵
細紐は直径2㎜の丈夫なものを使います
ここでは道芝をなったものを使っています
わらをラップの芯に入れます
芯が隠れるように巻いていきます
わらを継ぎ足しながら芯がぜんぶ隠れるまで巻きます
巻き終わったら輪ゴムで仮止めします
細紐を二重に巻いて2か所しばり輪ゴムをはずします
ここから「の」の字結びをします
必要な細紐の長さは三周半ぶんです
紐を折って二重の紐に差し込みます
紐を折って左の二重の紐に差し込みます
輪に末端をとおして引き絞ります
これで「の」の字結びが二つできました
左端でUの字に折り返します
俵を四分の一回転させて二重に巻いた紐に「の」の字結びします
四分の三回転まできたら末端をUの字の輪に差し込んで折り返します
紐の最初と最後を本結びして余分な紐を切り落とします
結び目がゆるまないようにボンドをつけて固定します
俵はいくつでも船に載せたいだけ作ってください!
船体ダイコンジメという〆縄の作り方を応用してつくります
㊤芯わら 長さ 23㎝ 直径 中央5㎝ 両端 3㎝ 3本
㊦包みわら わら100本×3本
包みわらの根元から40㎝のところに輪ゴムを二重巻しておきます
包みわらを3本まとめて根元から10㎝のところで麻ひもできつく縛り仮止めします
包みわらの中に芯わらを入れ輪ゴムで仮止めします
⇓
縁起ものなので左ないにします
根元を足で踏んで固定し2本の束の先を引っ張りながら左ないします
ひとりでやるのはちょっと大変です
だれかとふたりでプロレスみたいにしてがんばりましょう
つぎに残った1本の束を左ないで2本の束に巻きつけていきます
根元から60㎝のところまで左ないしたら麻ひもで縛り仮止めします
輪ゴムは切り取ります
わら縄を二本取りで150㎝左ないします
船尾のわらをまとめてそのわら縄で二重巻してイボ結びします
組み立て
帆柱(長さ40㎝の篠竹)を帆の根元に差し帆桁に細紐でとめます
船体の中央を広げて帆の根元を支柱ごと差し込みます
船尾を縛ったわら縄で帆の支柱を縛ります
さらに船首の仮止めしたところで二重に巻きイボ結びします
船尾のわらを整えて細紐で二重に巻いて縛りわらを切りそろえます
飾り
米俵のほかに鶴、亀、帆に「宝」の字など好みに合わせて飾りつけます
どこかの浜で拾ったサンゴをのせ、チョコレートの金紙で作った「宝」を帆につけました
お遊びで「なかきよの・・・」の歌を和紙に書き帆柱のてっぺんにたなびかせました
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな (長き世の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな)
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この歌は宝船の絵によく書き添えられていた詠み人知らずの歌です
上から読んでも下から読んでも同じ音になる回文の歌です
正月の夜にこの歌を三回唱え宝船の絵を枕の下に入れて寝る人がたくさんいたようです
そうするといい初夢が見られると信じられていたのです
#たからぶね #宝船
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